マンションを住み替えるにあたり、フルローンを組もうとしています。
前回よりも住宅ローンを組む額も上がったのですが、我が家が住宅ローンを組む必須条件として今残っている住宅ローンの残債をやっつける必要があります。
そこで、私たちが今住んでいるマンションにどれくらいの価値があるのか訪問で実査定してもらったのですが、このマンションを売って残債をやっつけられることを前提に住宅ローンの事前審査がおりました。
事前審査がおりて一安心ではありますが、私たちはこのマンションの売り方を考えなければなりません。
高く売れる可能性がある「売却」か、確実に売れる「買取」
不動産のお姉さんに教えていただいたのですが、住んでいるマンションを売るにはふたつの方法があります。
- 販売価格を自分でコントロールできる「売却」
- 相場価格よりも安いが素早く確実に買い取ってもらえる「買取」
このどちらを選択にするにしても、今回私たちの住宅ローンは条件付きで融資が承認されたので、銀行の系列会社で売却または買取を進める必要があります。
どちらもメリット・デメリットがあるのですが、売却にするか買取にするかは実査定の後での判断でもよいとのことで、実査定の価格をみて判断することにしたんです。
「売却」のメリット・デメリット
「売却」のメリットは、「買取」価格よりも高く売れることだと思いました。
しかし、実査定で出た金額はあくまで売れるという参考値。
マンションの売却はケースバイケースで、例えば3,000万円で査定価格が出て売り出したとしても、なかなか売れない場合は徐々に価格を下げたり、値切ったりされるケースがあるので、実査定の価格の金額で売れるとあまり考えませんでした。
しかも、マンション売却の場合は仲介手数料、短期譲渡所得税金が取られます。
そして今回私たちの場合、もしも幸運にも春頃にマンションが売れてしまったら新築マンションが完成するまでに仮住まいのマンションに引っ越す必要があります。
それは、お金もかかるし、なによりもめんどくさいので時間の無駄だと感じました。
「売却」した際の利益も計算しましたが、労力のことを考えると悩ましいです。
不動産のお姉さんが「売却」に関する想定項目と費用を仮ですが出してくれました。
- 仲介手数料:3%=222万円
- 賃料:28万×11か月=308万円
- 雑費(引越し・敷金等)=80万
- 短期譲渡所得税金→売却益が500万と想定すると500万×40%=200万
もしも高くマンションを売却できたとしても800万円ほどの支出がでます。
「買取」のメリット・デメリット
買取の場合、先日実査定した価格で不動産に今のマンションを譲ることになります。
売却よりも1割近く価格が下がりますが、確実に売れることと、引渡まで現居に住めて手間がないことが最大のメリットです。
手間と確実性、そして今の家が好きだから「買取」に決めた
ふたりの出した最終的な結論は、確実に売れて手間も少ない「買取」でした。
一瞬、「売却」にして新築マンションに引っ越す前に、住んだことがない家、住んだことがない地域に暮らして楽しもうと思いましたが、「売却」の手間を考えてやめました。
今回、実査定で比較的納得できた価格だったのと、もしも一般売却した後で、買取を希望する場合は再査定になります。
今回出た価格よりも下がる可能もありますし、なによりもマンション売却で頭を悩ませたくないということで、「売却」に決めました。
コロナウイルスで経済が悪化しているなか「買取」の選択は最良の選択だった
ぶじ、不動産と「買取」の契約書読み合わせと締結し、住宅ローンの残債をやっつけること、いまのマンションを売却することに頭を悩まさずにすみました。
このやり取りをしていたときは、コロナウイルスのコの字も出ていないときでしたが、「売却」を選択しなくて本当によかったと心底思います。
コロナウイルスで経済状況が悪化するなら、マンションを購入している場合ではないと私は考えます。
「売却」を選択していたら、半年でマンションは売れなかったでしょう。
かといって、このご時世ですから私たちの今回のマンション購入もどうなるか分かりません。
無事に新しいマンションに暮らせるといいと心から願っています・・・。